夫「転勤は仕方ない。断ることはできない。」
妻「引っ越しに保育園探しに転校手続き。新しいパート探し…はあぁ。」
子(ヤダ!転校したくない!)
自分たちの住む場所を勝手に会社に決められる。
転勤族ファミリーにとっては、単身赴任しか道は残されていない?
【日本の転勤制度は人権侵害】いう声があります。
断ると昇進の道は閉ざされる
「家庭の事情」より「会社の都合」という暗黙のルール。
むらさき
「夫婦2人の時はよかったんだけど、子供が生まれてから大変すぎる」
「親の介護が必要。転勤や単身赴任はムリ。会社辞めるしかないのか…」
ワンオペ育児・親の介護が問題になってきている今、政府も動き始めています。
もし、あなたの転妻ライフが変わるとしたら?
むらさき
あなたは、「24時間~はたら~けますか♪」というCMを覚えていますか?
そのCMが流れていた当時の話。
家庭の事情で転勤を断った社員が懲戒解雇になったことがありました。
その社員は懲戒解雇を不服として訴えましたが、最高裁が出した判決はNO。
敗訴したんです。
むらさき
とはいえ、このできごとは高度成長期・終身雇用が当たり前の時代のこと。
今はそんな時代ではありません。
転勤制度が変わっていくことは間違いないと思います。
むらさき
厚労省は<転勤制度を見直すためのガイド>なるものを作成。
厚労省
企業もワークライフバランスの実現にむけて動き出しています。
実際に動き出した企業の例をあげてみました。
目次
転勤制度の改革をはじめたキリンやサントリー
大手飲料メーカーのキリンやサントリー。
むらさき
大手ビバレッジの2社は、下記のような改革をはじめています。
・キリン:転勤をするにあたり、最大5年の猶予がもらえる
・サントリー:5年~10年先の転勤・職種について、会社と毎年相談できる
話題の【転勤離職】を減らせる!
転勤制度を見直すことのメリットは
・就活中の新卒にとって魅力的!
・転勤離職を防ぐ。
・経験値の高い中堅社員のモチベーションをキープできる
最近よく耳にする【転勤離職】を減らせるのが大きいですよね。
合意なき強制的な転勤は人権侵害
「転勤は人権侵害」
この言葉を聞いたとき、ちょっと大げさ?と一瞬とまどったけれど
むらさき
問題なのは、合意がないまま転勤させること
知っていますか?
じつは「転勤したい!」という人もいるんです。
なんと全体の2割!
むらさき
我が家も、子供がいない頃はキャリアアップ思考。
夫婦ともに経験値を積むことに突っ走っていました。
妻のわたしも、多少痛みをともなっても旦那のキャリアのために貢献しようと納得していました。
【転勤族】
— むらさき@転妻 (@murasakikamiko) March 9, 2019
引っ越しが嫌なわけではないんです。
ゼロからスタートでも、新しいことを始めるワクワク感があるのも事実。若いころはそれでよかった。
夫婦2人だけの頃はフットワークも軽く、仕事も探せばあった。
歳をとるごとにどんどん(こりゃキツイぞ…)となっていったのが私です#転妻ツイオフ
ライフスタイルはどんどん変化していきます。
転勤地の事情にもよります。
それぞれの実家に帰る飛行機代。
帰省のために必要な連休。
自分たちは帰りたくないけど、孫の顔を見ることを楽しみにしている親。
転勤OK!は若いうちだけだった(我が家の場合)
●関連記事①
転勤族の子育てはただのワンオペ育児とは違うんです。
でも、転勤を経験したことのない親、園の先生やママ友にはまず理解してもらえない。
つらい!理解されない転勤族の子育ての悩みとは?相談は転妻にする。
●関連記事②
転勤で昇格していく夫に対し、キャリアをあきらめる妻。
どんなに努力してもゼロからスタートなのか…。と人生あきらめモードに
「もう疲れた。」転勤族妻の悩みが理解されない理由。私どうなるの?
《転勤族の意見》
「転勤OK!むしろ転勤したい」(全体の2割)
「転勤いやだ!」(全体の8割)
う~ん・・・
一方的に、転勤が悪だ!というのもちょっと違う気がするんです。
わたしのように、
「転勤族の妻に向いてる♪」と言っていた人が数年後
転勤族であることが理由で病んでしまうこともある。
むらさき
ライフスタイルの変化に対応することに目をつけたのが、社員とヒアリングをする制度を作ったサントリー。
良いと思うポイント:毎年ヒアリングする制度であること!
転勤どんとこい→今はムリ!ということもありますから。(遠い目)
日本は一度入社したら、会社が働く場所や仕事内容を決める
日本では、一度入社したら会社の言うことには従うのが一般的。
会社「転勤!」
社員「はいっ…」
【メンバーシップ型雇用】といいます。
高度成長期に広まった働き方で、年功序列・終身雇用が特徴。
社員
新卒で入社→結婚→子供が生まれる→親の介護
自分の周りの環境は良くも悪くも変わっていきます。
ワークライフバランスを整えないといけません。
子育て・介護の時間や、家庭、地域、自己啓発等にかかる個人の時間を持てる健康で豊かな生活ができるよう、今こそ、社会全体で仕事と生活の双方の調和の実現を希求していかなければならない。
ところがメンバーシップ型雇用の場合、家庭の事情より会社の都合を優先することが多い。
これでは転勤離職が増えるのも仕方ないですよね。
海外では、転勤になるなら社員から給料を交渉できる
海外のほとんどの国では、入社したあと会社の方針が変わったらその都度働き方の見直しをします。
会社「転勤してくれる?」
社員「給料どんだけ?採用内容見直しして」
【ジョブ型雇用】といいます。
1960年ころ、アメリカを中心に広まった働き方です。
会社と交渉する権利があるんですね。
むらさき
今後は合意なき強制的な転勤はなくなっていく。だけど…
転勤がなくなることはない
転勤廃止の会社でも「転勤あり」を選択した人もいます。
「転勤のある働き方は、キャリア追求の重要な選択肢と考えています。」
引っ越しをともなう全国転勤は減るだろうけど、転勤自体がなくなることはないでしょうね。
ある企業では、転勤のたび本人に60万、その妻に30万支給するそうです。
むらさき
ごく一部の恵まれた企業だけでしょうが…。
転勤大好き!という人が経営者や上司の場合もあるわけです。
家族を持たず、仕事が生きがいの人だっています。
まとめ
・転勤制度を見直す企業が増えてきている
・転勤制度を見直すことで、転勤離職を減らすことが出来る
・転勤自体がなくなることはない
転勤族の妻として願うこと、それは
社員とその家族の幸せを重視してほしい。
転勤離職もなくなり、結果的に企業にもメリットになってほしいんです。
・会社側から少なくとも1年に1回、徹底的なヒアリング
・社員の声に応えられる具体的な制度を、企業内で作る
もちろん、家族内での話し合いも必要ですよね。
あなたはこれからの転勤制度についてどう考えますか?
転勤についていくのが辛くて、悩んで病んでいませんか?
あなたの意見や考えを声にするだけでも、世の中が変わるきっかけになるかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
むらさきでした(*^-^*)
【悩む転妻のために】
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